歩道橋事故、元副署長を強制起訴=検察官役、制度導入後初−業過致死傷罪・神戸(時事通信)

 兵庫県明石市で2001年7月、花火大会の見物客ら11人が死亡した歩道橋事故で、検察審査会の起訴議決を受け、検察官役の指定弁護士は20日、検察審査会法に基づき、榊和晄・元県警明石署副署長(63)を業務上過失致死傷罪で神戸地裁に起訴した。
 法的強制力を持つ起訴議決制度が昨年5月に導入された後、初の起訴。神戸地検は嫌疑不十分で不起訴としていた。元副署長は過失を否認しており、公判でも争うとみられる。
 指定弁護士は、神戸第2検察審査会が今年1月に議決した内容に基づき起訴状を作成。神戸地検の事務官が20日午前、神戸地裁に提出した。
 審査会の議決書によると、元副署長は01年7月21日に開かれた明石市主催の花火大会で、明石署の総括指揮班指揮官として、雑踏警備計画を掌握。市と警備会社への指導や配下警察官を指揮し、事故を防止する立場にあった。
 その上で、歩道橋は計画段階から見物客らの滞留が容易に予想できたのに、元副署長は事前に有効な防止策を取らず、当日も監視を怠り適切な対応を指示しなかった結果、同日夜に多数が折り重なって転倒し、11人が死亡、183人が重軽傷を負う事故を起こしたとされる。 

【関連ニュース】
〔用語解説〕「明石歩道橋事故」
元副署長、20日に強制起訴=検察審査会の議決受け
元明石署副署長を聴取=歩道橋事故で指定弁護士
元副署長、4月にも聴取の意向=起訴議決で指定弁護士

土壌汚染処分費15億、支払い拒否 業者らURを提訴 大手町の再開発事業(産経新聞)
<モンドセレクション>バッケンモーツアルトのチーズオムレット、最高金賞(毎日新聞)
人民元問題、直ちに対応を=米130議員、財務長官らに書簡
訪問13回も「懐に飛び込めず」行政が見逃した虐待死、3つの要因(産経新聞)
死者96人、初の2けた=飲酒運転の事故も大幅減−春の交通安全運動中・警察庁(時事通信)
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。