食道がんの小沢征爾さん「夏には元気な姿に」(読売新聞)

 初期の食道がんが見つかり、6月まで休養することを明らかにした指揮者の小沢征爾さん(74)が7日、東京都内のホテルで記者会見を開き、自ら病状などについて説明した。

 それによると、がんは昨年末に聖路加国際病院(東京都中央区)で受けた人間ドックで発見された。自覚症状などは全くなく、現在は自宅で休養し、検査結果を待っている状態という。

 国内外の30公演を降板する小沢さんは、「がんになったからといって特別な恐怖心はない。ご迷惑をおかけしますが、夏には元気な姿をお見せできると思う」と力強く話した。

 6月末で退任するウィーン国立歌劇場音楽監督として、6月までに計9回オペラを振る予定だったことについては、「まったく残念」と無念さを隠せない様子。一方、「(8〜9月に長野県松本市で開催される)サイトウ・キネン・フェスティバルには、必ず良くなって戻る」と言い切った。

 同席した主治医の岡田正人医師は、「がんは(食道粘膜の)表面にとどまるごく初期のもの。治療方針はこれから決めるが、小沢さんの年齢を考え、長めの休養を勧めた」と説明した。

 小沢さんは2006年1月から半年間、帯状疱疹(たいじょうほうしん)で休養したほか、2008、2009年にも椎間板(ついかんばん)ヘルニアなどで公演をキャンセルしている。

 娘でエッセイストの征良(せいら)さんと息子で俳優の征悦(ゆきよし)さんは、連名で「家族みんなで力を合わせて乗り越えたいと思っています。父の応援、よろしくお願いします」というコメントを発表した。

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 NHKは7日、BSハイビジョンで24日放送予定だった「小沢征爾 ウィーン最後の挑戦 モーツァルト『フィガロの結婚』完全放送」を中止することを決めた。同番組は、今月20日に現地での公演を収録する予定だった。

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